ハグリッド解體新書

簡易データ

本名 ルビウス・ハグリッド
出身 スコットランド(蘇格蘭)

身長 320〜400cm(推定)
横幅 180〜220cm(推定)
奥行 100cm(推定)
体重 3t〜4t(推定)


体格

彼の体格は多分こんな感じだ


絵製作:NORIMARO
左が一般人,右がハグリッド(360cm)の予想体格である.
ちなみに茶色い棒は杖の規格.


でかい...「許し難い程大きい」というよりは,ほとんど化け物である.
この杖のサイズでは,ルビウスには小さすぎるような気が...
(なお,体つきはそのままではない.
骨や筋肉の断面積が小さくなるのでそれも大きくないと.
きっと筋肉の塊だ.)


食事量

さて,彼の食事量は如何程か.
彼は13歳の時点ではまだ大柄だったようだ.
この時を80kgとする.
つまり3920kg増やさなければならない.
3920×128=50,1760
5年で増えたとして50,1760÷5=274.93
これより一日分は275kg
なんと!一日に275kg!

500kgの豚が2日でお亡くなりになる.
10t(推定)のノーバートなら36日と一食.

275kgって人の161倍です..
8倍〜50倍の胃袋でよう食えるな...

ということは酒も161倍?
一般人が1ボトル開けるならルビウスは161ボトル.
1ボトル3000円でも1日48,3000円
毎日呑めば,
1ヶ月で144,9000円.
1年で1,7629,5000円.
これに食費(最低1ヶ月161万は必要)を加えると,
なんと!195,615,000円!
日本国の予算は一人当たり80万円ほど.
すると1,0000(人口)×80,0000より80億円.
国家予算の2.445%!
うわあ!すごい大食漢.
言い方を変えれば究極の穀潰し!!
彼の酒量が並の8倍だとしても0.35%.大きすぎる.
国がエンゲル係数を気にしないと...(しかも1人分)
魔法で食物を増やすしかないが,ルビウスは(一応)使ってはいけない.
先生だって暇じゃないぞ!
食べる量が75%になっていても国家予算の1.83%だ.
もはや禁制を敷く状況ではない!
一刻も早くルビウスの魔法使用を解禁し,
本人が勝手に食料を作れるようにすべきだ!
無論此は人間と同じ増え方をした場合である.しかし体が大きい以上,それを維持するのだから,相当量必要なのに変わりはない.

寿命

次,彼の寿命だ.この食糧危機のご時世にいつまでこれをやるのか.
寿命の一説に,呼吸が関係しているという説がある.
4000(体重)÷80(平均体重)の4乗根×80(人間の寿命)
=212.7
これで寿命を求める.

うわ!212年!そんなに生きるのか!
50年前と聞いて,ルビウスって結構年寄りなんだと思った人は多いはず.
斯く言う自分もその1人.しかし奴(失敬.彼)はまだ150年生きるぞ!
しかしもっと生きる可能性もある.
100歳なら266歳!
120歳なら319歳!
これぐらいまでなら大丈夫なんじゃないかと言われる250歳なら664歳!
なんとニコラス・フラメルに勝った.

もし彼が2×2×2の身体に筋肉がついていたとしても
人の80歳は134歳.100歳は168歳.120歳なら201歳.
矢っ張り長命である.
人と認定されればギネス間違いなしだ!

且猶,此は飽くまで仮説に過ぎない.
例外もある.
脳の重さが関係しているという仮説がある.
ザッハー方程式というやつなのだが,
友人のNORI_MAROの計算に拠れば,
529年だそうだ.

 とはいえ考えてみれば,彼は酒飲みである.早い内に肝硬変を起こして死んでしまうことも十二分にありえる.
酒は程々にしよう.

住宅

ところで彼の小屋とは一体どんなものなのか.
小さいという記述があるが,そんな馬鹿な!
彼は横5倍,縦2倍の筈!
敷地にして25倍,高さにして2倍の大きさが必要なはずだ.
ここまでハッキリと書いていると,誇張表現とは思えない.
誇張表現なら,「有に人の50倍はあるだろう」とかいう風に書く筈だ!
兎も角25倍の敷地である.
1人が住む小さい居住空間.日本で言えば4畳半というところか.
となると25倍で,敷地は185.6平方米.13.6メートル四方となる.
!?あまりにも広くないか?
ええい.ならば起きて半畳寝て一畳.一畳にしてしまえ.
すると(正方形として)6.4メートル四方.
これなら小さい...かなぁ?
しかしこんな所でドラゴンが飼えるものか.

逆説.ルビウスにとっては狭いということで,
20坪×25=500坪=1650平方米=40.6メートル四方
結論:ルシウス氏は余りもの大きさに家とは認識できなかった.

南の方ロンドンへ行く

これがハリーとルビウスの体格差だ.


絵製作:NORIMAROの許可を得てKOUZUKEが改変.

それにしてもこんな身体で彷徨(うろつ)いて,よく捕まらなかったものだ.
端から見たらハリーが誘拐されているように見えるのでは.
それから,すぐさま新聞記者が嗅ぎ付けてきて,
「ビックフット現る!」という見出しが翌日の朝刊に躍るはずだ.
いや号外がでるかも.
矢張り魔法省が圧力をかけたのか.
(そんなことする位なら普通の人(魔法使い)を送ると思うし)

兎も角捕まらなかったのだからいいか.


魔法を使っては拙いことになっているので,
これで無理矢理ロンドン市内を闊歩するのだ.

電車の件だが,横に転がれば高さは180センチ位になるのでなんとか入れる!
(車高が低い場合は不可)


絵製作:NORIMARO いける・・・かな?


しかしこの体勢,怪しすぎる!
よく乗せたなあ.駅員さん.
お客様第一主義か,
それとも事勿れ主義か.
(どっちでもいいや.でも恐らく後者.いかんですなあ.)


第2段階,2人分の座席の占領だ.
横になれば確かに二人分だが,
其れを一般人がやったとしても,2人分(3人分)の席を取るという.

これは甚だ難しい.
3つに身体を折ったとしたら,
高さは約1メートル20になるが,
幅が凡そ3メートルと1メートル80.収納できない.
そうだ.電車の型は書いていない.
座席が向かい合っているタイプとしてしまえ.
(大英帝国にあるのかは知らないが)
向こう側の座席に足をかけて,此方側の座席を枕にするのだ!
1メートル80の横幅を横に向ける事を忘れてはならない.
これでも横幅は1メートル.取りすぎだが,
回りに近寄る人も居ないだろうから大目に見よう.これ以外考えられない.


絵製作:NORIMARO

前以上に怪しいではないか.いや,怖い.
きっと他の人は恐れ戦いて9割方下車.
「お客様は神様です」なぞとは言っとれん!

ハグリッド曰く「儂らの世界とは関わらん方がええ.」云々.
そっちが滅茶苦茶干渉しとるではないか.
絶対後日大混乱.連日連夜てんやわんやの大騒ぎ.
こんな事も予想できんとは.人の伝達は以上に速いのだ.
10分もしないうちに世界中に配信される.
君らに人々の記憶やコンピュータのメモリ.
紙の切れ端に書いたメモを,全て消して回ることが出来るのか.
数人の記憶ではないのだ.
全人類を絶滅させる力は軽く持っているだろうけれど,
保護法を無視してそんなことやれないぞ.
第一そっちの失態で滅亡させられたら人類は悲しすぎる.
そう思って調べていたら,機密保持に関する記述を,「幻の動物とその生息地」で見つけた.
1932年,イルフラクームの浜辺をウェールズ種のドラゴンが急襲.
辛うじて撃退し,付近の住民には忘却術をかけたが,
一部が「巨大な醜い空飛ぶトカゲを見た」と言っているそうである.
60年前でも隠しきれないのだから,現代社会では間違いなく無理である.
一体同どう収拾したのだろうか.謎である.

兎にも角にも,ハグリッドは謎の多い生命体である.新たに分かることがあれば訂正加筆をする.以上.

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