ペリリュー島の櫻を讚へる歌

トヨミ・オキヤマ 作詞  トンミ・ウエンティー 作曲


ペリリュー島の櫻を讚へる歌

激しく彈丸(たま)が 降り注ぎ
オレンジ濱(ビーチ)を 血で染めた
強兵(つはもの)たちは みな散つて
ペ島は全て 墓地(はか)となる

今 守備兵(ものゝふ)の 姿なく
殘りし洞窟(じんち)は 夢の跡
古いペ島の 習慣で
我らは勇士の 靈魂(たま)守る

平和と自由の 尊さを
身を粉(こな)にして この島に
教へて散りし 櫻花
今では平和が よみがへる

戰友遺族の 皆樣に
永遠(いついつ)までも 變(変)はりなく
必ず我ら 待ち望む
櫻とともに 皆樣を

さよならさよなら さやうなら





パラオのペリリュー島は,
日本が委任統治領として30年間治めた.
大戦末期,米軍が上陸.
守備隊は奮戦したが,全員玉砕した.
この歌は戦後,ペリリュー島に在住しておられる方が作ったもの.
パラオ共和国の国旗は,日の丸を模した青地に丸で,
太陽(日本)を受けて輝く,海洋に浮かぶ月を表わしているという.

本来は著作権が残っていると思われますが,載せました.
要請があれば削除します.
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